2024年も終わるところですので、2023年8月から2024年12月のアクティブユーザの推移を見てみることにしました。データソースに関しては ffxiahから見るアクティブユーザ推移(2010年7月〜2023年7月) をご覧ください。
モグボナンザからの推測
まず公式データであるモグボナンザの総購入数を参照してみましょう。1キャラ2個買えるので、倉庫キャラも含まれますがおおよそのアクティブユーザ数の推測が可能です。
- 21周年記念ノマドモグボナンザ (2023年5月)
- 総購入数: 127,420個
- 新春ノマドモグボナンザ2024 (2023年12月)
- 総購入数: 126,588個
- 22周年記念ノマドモグボナンザ (2023年5月)
- 総購入数: 118,576個
ざっくり6万ユーザといったところでしょうか。
2023年8月〜2024年12月のグラフ
ということでffxiahの取引キャラ数から起こしたグラフです。
モグボナンザ購入キャラよりも競売利用キャラは2割くらい多いようですが、このグラフがおおよそ正しいという前提で見ていきましょう。
2023年8〜12月
2023年8月と2023年12月の大きな山はウェルカムバックキャンペーン期間です。1〜2万キャラも増えているとはなかなかすごいものです。その山を除けば、だいたい7万くらいのようです。
2023年11月くらいからゆるやかに増えているのですがこれは何でしょうか? FF11の中では久々に新しいバトルコンテンツである桃色輪舞曲の追加がありましたが、これが人を呼んでいるとはとても思えないです。おそらくFF14でエコーズ オブ ヴァナ・ディールの発表があったから、それで流入があったと予想します。
2024年1〜12月
ウェルカムバックキャンペーンの山は1月、5月、8月、12月です。
1月後はあからさまな右肩下がりなんですが…。2023年11月のエコーズ オブ ヴァナ・ディール効果(推定)やウェルカムバックキャンペーンからの定着がまったくないですね。毎回のことなんですが、ウェルカムバックキャンペーンは単に利用料無料にしただけで復帰者が何か有利になる施策は一切ないし、コラボされてもFF11側からは特にアクションがないので当然以外の感想がないです。
5月後も下がり具合はあまり変わらず、8月後はウェイバックマシンのトラブルでデータが抜けていますが下降傾向と思われます。
11月にまたもウェルカムバックキャンペーン前の盛り上がりがありますが、これはFF14でエコーズ オブ ヴァナ・ディール第1弾の実装があったからだと予想します。
山を考えない通常時は、おそらく7万を割ってしまっているように見えます。
これからどうなる?
2023年8月〜2024年12月のグラフに近似曲線を入れてみましょう。
全体的にゆるやかな右肩下がりの傾向です。2023〜2024年にかけて、8万から7万へと下がってしまったように見えます。1万も下がってしまえば「なんだか最近人が少ないな」「競売の流れが悪いな」という肌感覚は間違っていないかなと思います。
普段から人口減少を食い止める何らかの施策が打たれているわけでもないし、再度書きますがウェルカムバックキャンペーンの開催やせっかくのFF14の大型コラボからの流入があっても何もしていないのだから、こうなってしまうのは仕方ないとは思います。2024年IL時代の戦士育成ルート(オートアタック主体)でも書いた通り、新規・復帰に対しての導線が不親切すぎる・まったくの放置のまま。モグボナンザ購入数も減ってるし、ウェルカムバックキャンペーンの山も低くなってますしね…。
ストーリーを楽しむだけならエミネン装備(IL117)でも星唄ミッションまでおおよそ何とかなるとはいえ、そこまで到達するまで挫折してしまう人もいそうな気がするので、ガイダンスや導入部分に何も手を入れずに放置するのは良くないと思います。さすがにIL117では厳しいエンブリオミッションは、はっきり言ってつまらないので無理してやらなくていいです。そしてエミネン装備の先に行こうとするなら、先のブログには書きませんでしたがアンバスケードで詰まりそうに思っています。ストーリーで満足して止めてしまわないように定着させるのを、プレイヤー側に丸投げしてもらっても困ります。
ただ、そろそろFF11の存続も危ないんじゃないかというような気がしなくもないんですよね…。公式生放送(2:39:30〜2:42:40ごろの発言)でも歯切れが悪いながらも続けていくのが難しいと思わせるような匂わせがあったくらいなので…25周年より先に、とは言ってましたけどもね…。