いわゆる上位ケット・シー戦です。サイコロの出目の倍数に一致する最大HPに大ダメージを与える「HP?ホーリー」、早い手数からの尋常ではないダメージ量の「エンライト」と、低CLからでもかなりの強敵です。が、装備が整ってきている今なら結構上まで行けるのでは?と挑戦してみました。参考:
「HP?ホーリー」対策
PCの最大HP
被弾条件が「サイコロの出目の倍数に一致する最大HP」であるため、最低でも自キャラのオートアタック時の最大HPとウェポンスキル時の最大HPは素数にしておきたいです。素数であれば出目が2〜6はヒットしないのでかなり有利になります。素数は 素数一覧【10000個】 などを参考にするとよいでしょう。
最大HPの微調整には青魔法のステータスボーナスでHP-5やHP+5を利用すると装備セットの修正を最低限にできます。副作用として、青魔法セットがめちゃくちゃになりますが…。食事も最大HPの微調整に使えますが、パーティの人数で効果が変動するカレーパンなどには注意が必要です。
オートアタック例
シーフMLv38の場合です。食事はブドウ大福(HP+20) を前提とします。
エーネアス (R15) | トゥワシュトラ | オゲルミルオーブ+1 | |
マリグナスシャポー | アサシンゴルゲ+2 (R25) | 素破の耳 | スカルカピアス+1 |
グレティキュイラス (R25) | マリグナスグローブ | シーリチリング+1 | ゲリリング |
トゥタティスケープ | セールフィベルト+1 (R15) | グレティブリーチズ (R25) | マリグナスブーツ |
- ガイストウォール (HP-5)
- テラータッチ (HP-5)
- サペリフィック (HP-5)
- マヨイタケ (HP-5)
- シックルスラッシュ (HP-5)
- シープソング (HP+5)
- ワイルドカロット (HP+5)
- 花粉 (HP+5)
- いやしの風 (HP+10)
- グランドスラム
- コクーン
- メッタ打ち
- 怒りの一撃
- 合計HP±0 (今回はサポ青でなくてもよかったですね…)
最大HP: 2203 (素数)
ルドラストーム例
エーネアス (R15) | トゥワシュトラ | コイストボダー (R30) | |
ニャメヘルム [B:R25] | アサシンゴルゲ+2 (R25) | オドルピアス | 胡蝶のイヤリング |
ニャメメイル [B:R25] | ニャメガントレ [B:R25] | 王将の指輪 | イラブラットリング |
トゥタティスケープ | ケンタークベルト+1 (R15) | ニャメフランチャ [B:R25] | メガナダジャンボ+2 |
最大HP: 2459 (素数)
普段の足はニャメソルレットですが最大HPが2507で素数ではなかったので、いろいろ試してたらメガナダジャンボ+2が丁度よいHP+でした。
フェイスの最大HP
フェイスの最大HPもできれば素数にしておきたいですが、自キャラと異なりそんな簡単にはいきません。変動の条件としては
- フェイスの絆キャンペーン中か否か
- クエスト「もっともっと絆パワーですわ!」 によるレベルアップ
- パーティの人数
- チャチャルンの応援
あたりが上げられます。フェイスの絆キャンペーンは他のバトルであればフェイスが頑丈になるので有利になりますが、本BFにおいては最大HPが変動するためかえって不利になる場合があります。
今回は挑戦を思い立ったのがフェイスの絆キャンペーン中だったので、若干不利になっています。起用したフェイスでは(2025-10-5現在)、
- キング・オブ・ハーツ: 3027 (3)
- モンブロー: 2779 (素数ではないが2〜6では割り切れない)
- アシェラ: 2728 (2, 4)
- ユグナス: 2758 (2)
- ミリ・アリアポー: 2098 (2)
となっており、出目1以外がヒットしないのはモンブローだけとなっています。もしこれがフェイスの絆キャンペーン外であれば、
- キング・オブ・ハーツ: 2162 (2)
- モンブロー: 1853 (素数ではないが2〜6では割り切れない)
- アシェラ: 1819 (素数ではないが2〜6では割り切れない)
- ユグナス: 1896 (2, 3, 4, 6)
- ミリ・アリアポー: 1399 (素数)
となります(「★暁よりの使者、再び モ/青 ふつう まとめ」より)。ユグナスがやや不利ですが、全体として見ればヒットしにくくなっています。
「エンライト」対策
エンライトなんて大したことないじゃん、とPC側の印象で思ってしまいそうですが、本BFではまだ対策が立てやすいHP?ホーリー以上の脅威になります。そもそもケット・シー自身が2回攻撃である上にヘイスト2やオーラにより攻撃スピードが上がり、追加ダメージは100〜200前後、さらに命中アップの効果があるため回避が期待できなくなります。これにより、無対策だとあっと言う間に殴り殺されます。
PC側の対抗手段
BF突入直後は素早く行動しましょう。待機中にケット・シーは大量の強化をかけているので、すぐに戦闘を開始すればエンライトがかかる前にスタートできるかもしれません。
運悪くエンライトがかかっている場合、自キャラはシーフならば再使用5分の「ぬすむ」(要オーラスティール) 、再使用45分の「ラーセニー」によって消去もしくは奪い取ることができますが、いかんせん再使用時間が長すぎるのでそれぞれ1回しか使えないでしょう。しかもケット・シーはエンライト以外にプロテス・シェル・ヘイストなど多数の強化をかけているため、目当てのエンライトを一発で盗めるのはかなり運がいいです。
あくまで物理攻撃の追加ダメージが本命なので、とんずらや絶対回避によって逃げ回ることもできそうですが、エンライトは効果時間3分なのでかなりの時間は攻撃を受け続けることになります。さらにPC側のエンライトと異なり、ヒットしてもダメージと命中は減少しないようです。
なお、サポ青のガイストウォールでは消去できませんでした。各種消去魔法はメインジョブで行使できるなら効果がありそうです。
フェイス側の対抗手段
PCが消去手段を持っていない場合、フェイスにディスペルしてもらうことになりますが、難易度「やさしい(CL124)」ではコルモルはディスペルしません。
難易度「ふつう(CL129)」ではアシェラも普段はディスペルしなくなります。アヴゼンもディスペルしませんし、メネジンも「ディスラプター」しません。ミュインララバイによってTPを消されるため、キングの「シャッフル」の発動も期待できません。
難易度「ふつう(CL129)」でアシェラにディスペルさせるためには「闇連携を出して闇耐性ランクをダウンさせる」必要がありそうです。闇連携を出したときに丁度シャドウ・ベラトリクスで闇状態であればディスペルしてくれます。
PC側の消去手段と同様、ディスペル1回で目当てのエンライトが消えてくれれば運がよいほうで、しかも闇連携を出さないと消してくれないとなれば逃げ回るわけにもいかず、かなり苦しい状況になります。
まとめ
- 「HP?ホーリー」対策
- PCは最大HPを素数にする。
- サポ青にして青魔法のステータスボーナスで最大HPを調整する。
- フェイスは最大HPが素数や、2〜6で割り切れないものを選ぶ。
- フェイスの絆CP中は最大HPが変動するので注意する。
- 「エンライト」対策
- BFに入ったらなるべく早く戦闘開始する。
- オーラスティールの「ぬすむ」、「ラーセニー」で消す。
- 「とんずら」「絶対回避」で逃げ回る。
- アシェラにディスペルさせるには闇連携を出す。
総じて運要素が大きいBFですが、半ソロじゃ仕方ないかな…というところです。一方、PTならばこれらの運要素はほぼ無効化できるので、かなり簡単になるなのでは?という気もします。
動画
エンライトがこない、またはすぐ消せていればここまで逃げ回ったりアタフタせずにまったく苦労せずに倒せます。「ふつう」18戦うち2敗で、トレハン+8は必ず載せてパルーグ装備すべて揃いました。